インターフォンが鳴ったのは深夜2時ごろでした。
「なっ、なんやこの時間に・・・」
深夜に鳴るインターフォン。
ぞっとしながら、カメラをチェックしますと。
「ふっ、福井さん!タオル!タオル!クルマ!クルマ!」
ずっと一緒に指導を続けている仲の良い友人の姿が。
なっ、なにごとやねんと扉を開けますと、なぜか上半身裸。
裸で・・・タオル・タオル・タオル。
これ、あかんやつやないか・・・・色々名前を変えど。
あかんもんはあかん。
このひと、そんなん好きやったんかいなと訝しんでおりますと。
「○○さんが土手から溝に落ちた!!」
とのことで。
自転車運転中に顔から落ちたということで。
『出血でタオル!タオル!病院行きたいから、クルマクルマ!』
ということでした。
私の家から500Mほどのところに走りますと。
「うーん」と唸りながら道に横たわっております。
鼻梁がぱっくりと割れ、額もすぱっと切れております。
頭をシャツでくるんでおりましたので、ああそうか。
出血を抑えるためにシャツでくるんだのね・・・と。
深夜にレントゲンやCTをとってくれる病院って、なかなかありません。
明石の病院から長田の病院へと走りました。
深夜に教えを乞おうとK木さんに連絡しました。
すみません、遅くに。
帰るころには空も明るくなっておりました。
飲酒後の自転車の運転は法律でも禁じられております。
しかしながら、周辺を見回しても自転車の飲酒運転に対する
意識は高いとは言えません。
こいつはやべえや・・・と私も胸に深く刻みました。
みなさまもお気を付け下さい。
本日、メールが来ました。
なかなかブラックジョークのわかる年上の友人です。
現場検証に行ったみたいですね。
『これ、どないしても落ちひんでしょう。いつもやったら僕が落ちるのにねえ』
そう。自分は大丈夫と思っていても訪れるのが病気と災難。
「お前もしかして、まだ自分が死なないとでも思っているんじゃないかね?」
懐かしいセリフが頭をよぎりました。
明日は我が身、戒めます。
刺激的なものも
一見刺激的ではないものの。
ぴりっとくるものも。
入荷しております。