雨の月曜日
アウターをお探しのお客様にたくさんご来店いただきました。
ありがとうございます。
ウチの良いところか、場合によってはよくないのかもしれませんが、
『カッコ良かったらいいんじゃないの』
そんな線引きがありまして。
トータルとして、すこし統一感がない店内になることがあります。
まあ、そこをお客様の『お好きなスタイル』にお使い頂けたらな。
こう思っております。
昔、高架下にCという靴屋さんがありました。
私とPDMが知り合った名店です。
当時の私は高校2年生。
スロバキア製のロッドレイバーをススメられましたが、
カントリーを購入したのがキッカケ・・・だったなかと。
神戸の方はよくご存知かと思いますが、震災後にSというスニーカーショップもオープンされておりました。
デッドストックのスキッドグリップやコーチの横にasicsの陸上TR用のシューズが有ったり。
Tricker`sのギリーシューズの隣にcamper のtwinsシリーズのテニスボールが有ったり。
まだ靴しか作ってない頃のpaul harndenのシューズが有ったり。
面白いお店でした。
変わったセレクトもさることながら、いつも面白いなと思っていたのが。
スタッフのみなさんのスタイルがバラバラ。
ダーク・ビッケンバーグな方もいれば、
きっと、ダンスが大好きなんだろうなっていう方も2人いる。
閉店後、スタッフみんなで店前で歓談しているところにSDMを迎えに行くと、
その統一感の無さが、逆にかっこいいなと思った記憶があります。
『うちは多国籍軍なかんじだからね』
SDMがそう言ったのがちょうど21年ほど前。
そのイメージが少なからず、私の頭の中に残っているのかな。
今のノマドを見て思います。
さて、この秋冬はコートの『当たり年』
ノマドでも色々とご用意があります。
たとえば、TSUKI,Sのコート。
スーツの上からもお楽しみ頂けます。
色々な方にご覧いただいておりますが、少しトラッドな印象のアイテムを
『どう料理』してやろうか。
今季は3型ご用意いたしました。
中でも毎シーズン即完売しておりますステンカラ―に。
別注のベルテッドコート。
そしてざっくりとしたボリューム感がおすすめの新型。
ふと、このコートにベースボールキャップやネイビーのニットキャップ。
何かを合わせてもね・・というのがウチの変わらぬ提案です。
そして、MITTAN
2シーズン目の半纏コートと新作の丹前コートがとても素敵です。
何系・・・とカテゴリーに分けてしまう事で分りやすさは生まれますが。
色々な『際』があいまいになってきて、色々な選択肢がある今。
『こんな風に着たらかっこいいんじゃないかな』
面白い発見と共に、手に取って頂きたいコートです。
私は余りベースボールキャップが似合いませんので。
いつも通りロイフトフォイヤーのキャップか、中古の綿アクリルのニットキャップを
かぶるかと・・・。
秋冬にネイビーのアウターが多いのはセルピコが好きだからかも知れません。
やっぱり、高校生のころに好きだったデニムとスウエットシャツが好きなのはヒルツにあこがれているからでしょう。
デジタル時計と立ち食いうどんが好きなのとデッカードが好きなこととあまり
関係はないか。
TSUKI.SもMITTANも素材、糸、背景と色々とご説明する点がありますが。
まずは、手に取って頂き。
その優しく想像性に溢れた素材への取り組みを袖を通すことで感じて頂けたらと
思います。
遠方にお住いのお客様、いつも通信販売をご利用頂いておりますお客様には
出来る限りのご説明を致します。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
十数年前に比べるとお店にいらっしゃるお客様の国籍も様々になりました。
このさまざまなお客様の骨格や体型、お好みにあったスタイル作りの
お手伝いとmultinationalなスタイルの提案をできる限りように、
これからも精一杯努力してまいります。
いつもありがとうございます。
明日も宜しくお願い致します。
担当F